
それぞれのパーツはベーシックな形状ながら、主要パーツの一部が通常のバランスよりも明らかに大きいのが特徴的。

通常よりも大きなパーツをあえて組み合わせている最大の効果は、視認性や操作性を高めることだけではなく、デザイン面での個性を追求することにあります。

ケースサイズと比較するとベゼル幅が広く、全体に丸みを帯びた印象があります。

甲丸で大きめのハトメ金具が革バンドのアクセントになっています。

通常のバランスよりも明らかに大ぶりな文字板の板面を覆い尽くす12箇所の時字が、大胆で力強い印象を与えています。

ケースサイズに比べ大きくて長いりゅうずは、操作性を良くするという機能面だけではなく、デザイン面においても重要な特徴のひとつになっています。
ENGINEER'S EYE
タフとはこういうこと
軽い、傷つきにくい、激しい使用環境にも耐えるなど、時計本来の基本性能を追求したアウトドア用のシリーズです。
20気圧防水、JIS2種耐磁に加え、耐蝕性の高いチタニウムをケース素材に採用し、窒化チタニウム処理によりチタニウムの表面を超硬質化させ、高い耐傷性を実現しています。NBR中枠を採用した衝撃吸収構造を備えており、タフシリーズの名に恥じないスペックを有しています。燃えにくく切れにくいケプラーをバンドに使用し、遊環にはパーソナルデータが刻印できるというこだわりようです。
当時のカタログには耐傷性、耐衝撃性、耐寒性、耐磁性、耐蝕性、耐燃性、防水性、防眩性、視認性、安全性と10項目が表記されており、タフ仕様を徹底的に追求しようという意思が感じられます。