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シチズンのデザイン
この記事では、私たちが普段どのような事を考え、何を大切にデザインしているかをご紹介させていただきます。 シチズンには「技術と美の融合」という考えのもと、様々な商品を生み出し、多くの方々に愛用いただいてきた歴史があります。その歴史を紐解き、シチズンらしさとは何なのかを導き出すため、2016年に「シチズンデザインソースプロジェクト」を立ち上げ、5年以上の歳月をかけ、シチズンらしさの本質を体系的にまとめ上げました。 このプロジェクトを通してあらためて気づいたことや多くの発見があり、私たちが目指すべきデザインの方向が見えてきました。シチズンデザインのフィロソフィーである「感情のデザイン」という言葉も、このプロジェクトを通して導き出されたものです。
強さと愛嬌
グローバル化と情報化社会の成熟によって、現代は多数の人と情報が行き交う複雑な時代を迎えました。そして、パンデミックや紛争など、先の見えない不確実性はさらに高まりつつあります。そのような状況の中で、結局のところ私たちにできるのは、ただひたすらに今を生き抜くこと、そのための「強さ」を自ら持ちつづけることではないかと考えました。そして、そのことをサポートするある意味サバイバルツールのようなものを時計でデザインしてみる、というのがこのモデルで試してみたかったことになります。
機械の緊張感・精度感
PROMASTER E210 RACING CONCEPTは、2023年に社内で行われた、「101選目の腕時計をデザインする。」という課題のデザインコンペから生まれたモデルです。RACINGという名が示すとおり、レーシングカーやバイク等の機械が持つ独特の密度や精度、緊張感といった要素を腕時計に落とし込むことをデザインのコンセプトとしています。車やレースをモチーフとした時計は数多く存在しますが、メーカーによって「車的、レース的」な要素の解釈には様々な形が存在します。今回は、シチズンらしいレーシング要素の解釈とはどのような形になるかということに念頭を置いてデザインしました。




