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精度の視覚化
新開発の機械式ムーブメントCal.0200は、傘下のManufacture La Joux-Perret S.A.(スイス ラ・ショー=ド=フォン、ラ・ジュー・ペレ社)の技術やノウハウを活かして高い審美性を実現しており、両国の時計製造文化を融合し誕生した次世代ムーブメントとなります。センター2針スモールセコンドというクラシカルな機構は「時計の原点に則した美しい輪列を表現したい」という開発者の強い思いによるものです。設計・組立はシチズンで行い、外観の装飾はラ・ジュー・ペレ社が保有する高度で幅広い装飾技術を最大限活用するというかたちで、このムーブメントの開発はスタートしました。
100年分の情熱
2024年6月、東京都千代田区の九段ハウスにおいて、「シチズン」ブランド100周年記念イベント「THE ESSENCE OF TIME」を開催しました。「CITIZEN」を冠した最初の懐中時計をつくり上げてから100周年となるこの節目に、これまでの100年をこれからの100年につなげるべく、各部署から集められたプロジェクトメンバーによって企画が進められ、特にコンセプト立案・展示構成・コンテンツ制作などクリエイションに関わる分野についてはデザイナーがその中心的な役割を果たしました。
ダイナミックな形状と緻密な仕上げ
シリーズエイトは、ブランド名になぞらえて8から始まる3桁の数字がモデル名になっています。2桁目がポートフォリオを表しており、数字が小さいとモダンで、数字が大きくなるにつれてスポーティになっていきます。870、880に続く、シリーズエイトのコレクションの中で最もスポーティなモデルとなる「890」の開発が今回のテーマでした。